【ふしん】
まずは辞書を引いてみましょうか。同音異義語が多数ありますねー。
不振 不審 不信 腐心 普請 浮心 負薪
今回の【ふしん】は、例えばこんな感じで出てきます。(作文しています)
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A この案件は、大臣時代、どなたと最もよく相談されましたか。
B そうですね、あの人、顔はよく覚えているけど、名前が思い出せない、えーと……。
A どこの役所の方ですか。財務省? 内閣府?
B えーとね、ポストは【ふしん】です。
A あ、その時期の【ふしん】ですと、○○さんですか?
B あ、そうだ、○○さんだ。
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こんな感じで【ふしん】が出てくれば、役所のあるポストをあらわしていることはわかりますね。では、正解を言いますね。
ふしん = 府審
です。役所特有の略称で、略す前の正式な役職名は
内閣府審議官
のことです。
内閣府審議官をWikiで見ると、このような説明がありました。
「内閣府審議官 (ないかくふしんぎかん) は、国家公務員の役職の一つである。内閣府の官僚においては内閣府事務次官に次いでナンバー2のポストであり、いわゆる次官級審議官職の一つ。2006年現在の定員は2人。」
この語彙を必要とする人が、官僚、政治家、研究者以外にいるともあまり思えませんけれど(笑)。